かどみせについて

少年ジャンプが発売前に買えた、 “あの駄菓子屋”。
あなたは、何に 生まれ変わってほしいですか?

 “かどみせ”。あるいは “かどや”、“さかうえ”。
そんな呼び名で昭和30年から59年もの間、川越の少年少女 たちから親しまれていた梅原菓子店を、みなさん憶えていますか?
川越市志多町にあるこのお店は、地元のこどもたちのワクワクがつまった場所でした。こどもたちがワクワクしていた理由は駄菓子のほかに、もうひとつ。
そう。 大きな声じゃ言えませんが、発売前の『少年ジャンプ』が、 買えたから! こどもたちの聖地であるこのお店が閉店し、約3年の月日が流れようとしています。
「駄菓子屋さん、なくなっちゃったよね」 「次はここ、何になるんだろう」
ひとつの時代の消えたような寂しさを感じつつ、そんな噂をしながら通り過ぎる町のひとびと。その中のひとり、氷川神社の宮司・山田禎久は、「みんなが大好きだったこの場所を、 再びみんなで使えるようにできないか」という思いを抱きました。のちに、使い道を定めずに氷川神社が土地を購入。 老朽化の進む建物は2015年11月より改修工事を行っています。
昔の思い出と、未来への思いをつなぐ。川越に暮らす人と、訪れる人をつなぐ。
「縁を結ぶ場所」をつくりたい。
この駄菓子屋さんでの懐かしい思い出話や、これからの川越のことを話し合いながら、
“人と人をつなぐ場所” として、この歴史ある建物の活用方法を考えています。

 

川越ジャンププロジェクト
 −かどみせリノベーション委員会−

旧梅原菓子店(通称“かどみせ”)の保存・改修 に伴い、その利用や運営の決定方法について考 える、「川越ジャンププロジェクト -かどみせ リノベーション委員会-」を2016年3月に立ち 上げました。メンバーは多様な専門分野で活躍 する、川越にゆかりのある市内外在住者です。 発売前にジャンプが買えたこの場所への思いと、 川越が未来にジャンプするきっかけをつくりた いという思いを持って活動しています。